奈良新聞掲載記事


「ガムランを救え!」プロジェクトと『SARI SARI DAY(サリサリデイ)〜ガムランを救え!〜ジャワの伝統音楽のお祭り』の記事が奈良新聞に載りました。 (財)たんぽぽの家常務理事である村上良雄さんが担当している連載です。

絆をもとめて(74)
財団法人たんぽぽの家 常務理事 村上良雄

「地震がガムランに影響」

 発生から一ヶ月半近くたって、新聞での報道も少なくなってきました。 インドネシア・ジャワ島中部の古都ジョグジャカルタを中心に約5700人の死者を出し、家屋約二十六万棟が損壊したとされる中部ジャワ地震のことです。
 緊急支援の段階から復興に移行しなければならない時期ですが、依然としてテントでの避難生活が続き、損壊した住宅のがれきの撤去作業が、被災者の手によって進められているという状況のようです。
 そうした中、伝統文化や芸術関係に与えた被害もおおきなものがあるといいます。
 〜中略〜
 私たちは、インドネシアを中心に長い歴史をもつ青銅の打楽器演奏音楽、ガムランが障害のある人たちの表現活動に有効だと感じ、一年半前からガムラングループ「マルガサリ」と、たんぽぽの家の障害のあるメンバーとの協働による、新しい舞台芸術の創造に取り組んでいます。
 そのマルガサリ代表、中川真さんなどが呼び掛けて「ガムランを救え!」プロジェクトが動き始めました。今回の中部ジャワ地震で大打撃を受けたガムラン、音楽家やダンサー、衣装や道具などに対する、いわばジャワの伝統音楽に特化した文化復興支援です。
〜中略〜
 たんぽぽの家でも、この「ガムランを救え!」プロジェクトの趣旨に賛同して、『SARI SARI DAY(サリサリデイ)〜ガムランを救え!〜ジャワの伝統音楽のお祭り』を開催することになりました。
〜中略〜
ジャワに再び文化の花(SARI)を咲かせよう、との願いが込められています。たくさんのみなさんのご参加をお待ちしています。

奈良新聞 2006年7月11日(火)より

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