企画概要
とき:2009年8月1日(土)18:30〜21:10、2日(日)11:00〜17:00
ところ:CAP CLUB Q2
〒650-0041 神戸市中央区新港町4-3 上屋Q2
チケット予約・問い合わせ: 078-222-1003(CAP)(11:00-19:00/月曜休館)
info@cap-kobe.com
主催:ガムランエイド(「ガムランを救え」プロジェクト)
共催:大阪市立大学都市研究プラザ、龍谷大学、C.A.P.( 芸術と計画会議 )
後援:在大阪インドネシア総領事館、船場アート・カフェ
入場料:
8月1日---無料
8月2日---障害者・付添人:1,000円、学生(中高大):1,000円、一般前売:2,000円/当日:2,500円
いずれも
ジャワのキーホルダー付き/写真
出演者:マルガサリ(ガムラン)、ダルマ・ブダヤ(ガムラン)、HANA★JOSS(ガムラン)、ティルト・クンチョノ(ガムラン)、ふいご日和楽団(ガムラン)、創作芸能団 黒拍子(和太鼓)、東野健一(絵巻紙芝居ポト)、ホトランガ(モンゴル音楽)、岡林立哉(ホーミー)、mamoru(エレクトリック)、HIROS+田中りこ(バーンスリー+タブラー)、佐久間新(ジャワ舞踊)、小林エミ−(バリ舞踊)、真昼のインビーズ(パフォーマンス)、池上純子(美術)、犬飼美也妃(美術)、川本哲慎(美術)、林紕さ子(美術)、三原美奈子(美術)、三宅光春(美術)/出演・出品参加者写真・プロフィール
特別ゲスト:オン・ハリ・ワフユOng Hari Wahyu(子どもワークショップ指導)、神戸の子ども達
プログラム:
[8月1日]入場無料
18:00 開場
18:30-19:30 ジョグジャカルタ創造音楽祭報告会
ジョグジャカルタで5月から6月末にかけて行われた小学生対象の音楽祭「ジョグジャカルタ創造音楽祭」について、主催者の一人であるオン・ハリ・ワフユ氏が報告
オン氏による神戸での子どもワークショップ発表会
19:30-20:30 休憩・食事(会場周辺でみなとこうべ花火大会19:30-20:20)
20:30-21:10 ガムラン曲「Gempa(地震)」演奏-マンディ楽団
参考/「GEMPA 地震」の初演に寄せて・・・ラハルジョ(作曲家) /2007年3月、ザ・フェニックスホールでの初演プログラムノートから
[8月2日]
10:30開場
11:00-12:00 「ガムラン音泉」(ジャワガムラン)
マルガサリ+ティルトクンチョノ、ダルマ・ブダヤ、Hana★Joss+ふいご日和楽団
12:00-13:00 休憩(昼食)+アートの湯(パフォーマンス)
池上純子+犬飼美也妃
13:50-14:00 オンさんによる子どもワークショップの報告
14:00-16:10 ガムランの湯気の中で
創作芸能団 黒拍子(14:00-14:20 )、mamoru(14:20-14:40)、ホトランガ+岡林立哉(14:40-15:10)、東野健一(15:30-15:50)、HIROS+田中りこ(15:50-16:10)
16:00-17:00 大混浴!
出演者達による大セッション(構成 佐久間新)
マンディサマサマ・展覧会
8月1日(土) 13:00-21:00
8月2日(日) 10:00-17:00
8月3日(月) 休み
8月4日(火)〜8月9日(日) 13:00-17:00
今回のイベントに向けたプログラムノート(中川真)
企画趣旨
インドネシアのジャワ島中部の大地震から3年。現地の復興は着々と進んでいます。もはや一方的な「支援」の段階は過ぎたといえるでしょう。災害から立ち上 がり、ゆっくりと彼らの生活は旧に復し、持続への道のりを歩み始めました。私たちは、自分に問います。「文化復興支援プロジェクト『ガムランエイド』は役 割を終えたのではないか?」と。
このプロジェクトを開始したときに、私たちは次のような活動方針をたてました。
持続性:一時的なものではなく、長期的視野をもった取り組み
多様性:かかわる人々の多様な温度差を認めながら活動
現地のニーズを尊重:現地の人々の意思を最大限に尊重
芸術や文化の復興は短期には不可能であると知りつつ、どうして上のような問いが湧き起こってきたのでしょうか?それは、おそらく「支援」というスタンスへの違和感なのです。支援という限り、支援する側とされる側に二分されます。昨年、ガムランエイドのメンバーは大挙してジョグジャカルタに行き、被災地の 皆さんとともに音楽やダンスを演じました。そこに生まれてきたのは「何かをシェア(共有)したい」という感覚です。
では、いったい何をシェアするというのでしょう?いくらでも思いつきますが、まだ解答にたどり着いていません。むしろ、私たちはじっくり考えてみたい と思います。少なくとも、「震災」という個別の事件から旅立とうとしていることは確かです。では、どこへ行くのか?
ある意味で、今年は新たな出発点なのかもしれません。それを、ジョグジャカルタから来るゲスト、この日のために集まってくれる多くのアーティストたちとともに求めていきたいと思います