フォーラム7のメンバー、ジョハン・サリム氏による研究論文 ・・・ジャワ中部地震被災者への芸術を通した支援に対する彼の考え方を述べた論文です。オリジナルは英文です。下記に序文のみを訳しておきました。興味のある方は英文でお読み下さい。 =========== THROUGH AND WITH ART: STRENGTHENING TRUST AND SELF-EMPOWERING PROCESS OF YOGYAKARTA EARTHQUAKE SURVIVORS (A PRELIMINARY STUDY) 予備調査研究 芸術を通して:ジョグジャカルタ被災者の信頼と自信の強化 ジョハン・サリム(音楽心理学、ジョグジャカルタ芸術大学) =========== 　この研究の目的は、ジョグジャカルタ被災者の信頼と自信の強化に対する芸術の意義を筆者の個人的視点を通して例証することである。筆者の観察体験を通して浮かび上がってきた中心的コンセプトは、guyon maton groupの演奏に触れたことによる。このグループは、被災者へ娯楽を提供すると同時にフォーラム7のためにガムラン音楽を制作している。筆者は、こうした活動とグループ両者の存在が、被災者の社会心理的必要性の分野に間接的に介在していることを見いだした。最も一般的に使われる方法は、演劇セラピーや音楽セラピーのような創造的芸術セラピーである。それらは、強化プロセスによる情緒的な健康回復のために用いられる芸術的アプローチの復権を目指して指導されてきた。 (序文/訳:HIROS)